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被災地から愛を込めて世界へ キセキの心の復興プロジェクト 未来予想図実行委員会

被災地から愛を込めて世界へ キセキの心の復興プロジェクト 未来予想図実行委員会

大丈夫ですと言う人

阪神大震災,中越地震の時の教訓を生かすこと、それはこの震災直後
一ヶ月に「大丈夫という人に気をつける事」

何か物音がするだけてドキドキしたり、パニックをおこしていたり、
なんでもないのに涙が出たり・・この時期にこうゆう事は当たり前の
事なのに、自分だけがおかしいと思い、隠そうとする人、特に高齢者
に多いのです。
そして、同じ被災をしても自宅に住んでいる人と仮設住宅に住んでいる
人とは、PTSD程度も心の傷の深さも段違いに違います。
一見普通にみえて無口の人にも注意です。
今までは避難所でコミニケーションや第三者がいましたから、少しでも
何かあればわかりましたが、それが隠れてしまう時期です。

人は人に伝えたり、人に話をする事でラクになります。
それは、私がおかしいから・・と伝えないで人前では平然と装おうとする
傾向があります。
お酒を飲んで、お酒に弱い人は、自分が酔っているを誤魔化そうとドンドン
酔っていくのに似ています。
逆にお酒に強い人は自分の限界やペースを知っています。
心もそうですね。

隠そうとするほど潜在意識下に入り込んでいきます。

この時期に、体調が悪かったり、疲れているのは当たり前なんです。
これをヘンと思わないでください。

大切な人がなくなった後でも、御通夜、お葬式、挨拶まわりなど、
数日間は忙しく、バタバタしています。
そして、沢山の人が訪れたり声をかけてくれます。
自分や、その現実に向き合う事が出来ないのが今までの時期です。

それが仮設に入り、ホッとした後、現実に対しての振り返りがおきて
孤独感、悲壮感、喪失感が出てきます。
一人でご飯を食べている自分・・・
出てきたアルバム・・・
電気を消した直後・・・
復旧工事のトラックがとおる振動・・・

なんともいえない感情が浮かんできます。

これからです。
実際に向き合ってきましたから良くわかります。

これからがホントの支援の時期です。

今日は、沢山の注文した絵本や自立支援の道具が届きました。
「さて、さて、さて」です。





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